物置の撤去・処分にかかる費用はいくら?解体方法は自力or業者?
不用品や自宅に保管しきれない物を収納する際に便利な物置。
庭や住宅の敷地内にプレハブの物置を設置している方も多いのではないでしょうか。
しかし、屋外に設置する以上、風雨や紫外線に晒されて劣化が進み、使用できなくなることもあります。
使用しなくなった物置を撤去する場合、専門の業者へ依頼する方が多いですが、なかには自力で対応する方も少なくありません。
今回の記事では、物置の撤去を自力で行う場合と業者へ依頼する場合とを比較しながら、どのようなポイントに注意すべきなのか、解体にかかる費用などについて詳しく解説しましょう。
詳しく解説しましょう。
放置している物置を撤去したほうがいい理由
物置は住宅に比べて小さいとはいえ、撤去・処分するのは決して簡単ではなく、大掛かりな作業が必要になります。
物置の撤去で業者へ依頼するとなると撤去にかかるコストがかかるほか、自力でやろうとしても手間がかかってしまいます。
そのため、物置を撤去せずにそのまま放置していても問題ないのでは?と考える方もいるでしょう。
そもそも、なぜ物置の撤去が必要なのか、撤去することのメリットもあわせて紹介します。
①土地の活用
最近では省スペースに設置できる物置も多いですが、不要になった物置を撤去することでスペースができ、土地が有効に活用できることは間違いありません。
たとえば、駐車スペースが拡大できたり、空いたスペースで家庭菜園を始めたりすることもできるでしょう。
②自然災害などの危険性
老朽化した物置が放置されていると、設備の一部が剥がれ落ちたり強風で飛ばされたりして、人や物に危害を与えるリスクもあります。
特に近年では毎年のように大型の台風が猛威を奮っており、災害によるリスクは無視できない状況にあることから、不要な物置はできるだけ早めに撤去したほうが良いでしょう。
③空き巣などに狙われやすくなる
意外に思われる方も多いかもしれませんが、物置が設置してあると空き巣などに狙われやすくなる危険性があります。
たとえば、物置を家屋のすぐ隣に設置してある場合、物置を土台のようにして二階に進入する空き巣も出てきます。
また、古い物置があることで死界が生まれ、通行人や近所の住民の目を盗んで空き巣がしやすくなる環境になることも。
このような犯罪のリスクを少しでも軽減するために、不要になった物置はできるだけ早めに撤去したほうが安全といえるのです。
物置の撤去・解体を業者に頼むかを見分けるポイント
物置を撤去するには自力で行う方法と、専門業者へ依頼するという2つの方法があります。
自力で撤去したほうがコストを抑えられるケースは多いですが、物置の特性によっては専門の業者でなければ対応が難しい場合もあります。
自力で撤去するか業者へ依頼するかは、何をもとに見分ければ良いのか、3つのポイントを解説しましょう。
①物置の大きさと材質
一口に物置といってもさまざまな大きさがあり、ボルトとナットで組み立てられているタイプであれば自力で解体して処分することも可能でしょう。
しかし、溶接で組み立てられている頑丈で大型の物置は業者でなければ解体が難しく、自力での作業には不向きといえます。
②どれだけ劣化しているか
長期間が使用しないまま放置されてきた物置は、所々にサビや腐食が見られ、解体の際に倒壊してケガをするおそれもあります。
また、ボルトやナットが腐食している場合、通常の工具では解体が難しいことも。
劣化がひどく物置そのものが脆くなっている場合には、業者へ依頼したほうが良いでしょう。
③アスベストの有無
発がん性物質としても知られるアスベストは、近年の物置に使用されることはなくなりましたが、長期間放置された古い物置には使用されている場合があります。
アスベストを含む構造物や建材などの撤去は一般人にできないため、業者へ依頼する必要があります。
自力で物置を撤去・解体する場合のポイント
上記のポイントを見分けたうえで、自力で物置の撤去や解体ができそうだと判断した場合、どのような手順で解体していけば良いのでしょうか。
解体のポイントと簡単な手順を紹介しましょう。
①スパナ・ドライバー・レンチを使う
ボルトとナットで固定されている物置を自力で撤去するためには、スパナやドライバー、レンチといった工具を一通り揃えておきましょう。
また、安全の確保と作業がしやすいように軍手を着用することはもちろんですが、できるだけ肌を露出させないような服装も心がけましょう。
Tシャツなどで作業をしてしまうと、解体したパーツの一部が肌に刺さったり、傷つけたりする危険性があるためです。
②物置解体は天井→側面→床の上から順に
物置の解体作業は原則として天井から側面、そして床といった手順で進めることが重要です。
下から解体していくと、屋根や側面が倒壊し命の危険にかかわることもあるため注意しましょう。
物置の撤去や解体費用は?業者へ依頼する際の5つポイント
自力での解体が難しいと判断し、専門の業者へ解体を依頼する場合には、どのような点に注意すべきなのでしょうか。
特に押さえておきたい5つのポイントを紹介します。
①物置解体・撤去の相場
物置の解体にかかる費用は、大きさや材質にもよりますが1万5,000円から3万円程度が相場とされています。
ただし、これはあくまでも解体にかかる工賃に過ぎず、解体後に発生した廃材の処分まで依頼するとなるとさらに価格は高くなります。
スチール製の物置の場合、廃材の状態によってはリサイクルが可能な場合が多いことから費用を節約できるでしょう。
②土台撤去
物置の設置方法はさまざまですが、多くの場合はコンクリートブロックを土台代わりに使用するケースが一般的です。
しかし、大型の物置ともなれば一般住宅のように基礎を打ち込んで設置しているケースもあり、このような場合には土台も撤去しなければなりません。
当然のことながら物置の解体・撤去費用に加えて土台撤去の費用も上乗せとなるため、あらかじめ見積もりをとってもらう必要があるでしょう。
③物置内の残置物の撤去
物置に大量の不用品(残置物)が散乱している場合、不用品もまとめて処分してほしいと考える方も多いでしょう。
しかし、物置を解体するためには残置物の撤去から始めなくてはならず、そのための作業料や処分費用も別途発生します。
④養生作業の有無
古い物置のなかには、コンクリートなどでつくられたものもあります。
このような頑丈な物置を撤去するとなると、作業中に騒音や大量の粉塵が発生するため、あらかじめ養生作業をしなければなりません。
一般的なプレハブ型の物置であれば養生作業が不要なケースがほとんどですが、事前に業者へ確認してもらい、作業内容と見積もりを依頼しておきましょう。
⑤劣化・状態
物置の劣化がひどい場合、安全に作業を進めるために準備や解体方法の検討が必要です。
また、作業そのものも慎重に進める必要があり、通常よりも時間を要することも。
特に、物置全体が傾いていたり、屋根や側面、床の一部が崩落しているような状態だと、追加料金が請求される可能性もあるでしょう。
物置の撤去・解体による廃材の処分方法は?
物置を撤去した後、必ず発生するのが廃材です。
特に自力で撤去した場合、適切な方法で処分しないと不法投棄とみなされ検挙される可能性もあるため注意しなければなりません。
一般的な物置を撤去したときに発生する主な廃材には、スチール板とコンクリートブロックがありますが、これらはどうやって処分すれば良いのでしょうか。
①スチール板
スチール板はその名の通りスチールを原料としており、リサイクルが可能な素材です。
そのため、専門のリサイクル業者へ持ち込むことで一定額で買い取ってもらえる場合があります。
ただし、劣化がひどく状態が悪いものは買い取ってもらえない場合もあるため、そのようなときには粗大ごみとして捨てる方法もあります。
各自治体のクリーンセンターへ持ち込むことで、重量に応じて処分料はかかりますが最小限のコストで処分できます。
②コンクリートブロック
物置の土台として使用されることが多いのがコンクリートブロックです。
コンクリートブロックはリサイクルが難しいため、粗大ごみとして処分します。
ただし、コンクリートブロックはガーデニングをはじめとしてさまざまな用途にも活用できるため、再利用できる道はないか考えてみるのもおすすめです。
エクラタンテなら解体費無料で高価買取を実現
買取専門店エクラタンテは通常お金のかかる物置の解体費用や部品の撤去費用を無料で行えます。
大型から小型まで幅広いジャンルに対応しており、また20年程前の物置であっても、再販可能で対象のメーカーであれば高価買取することができるので、まさに一石二鳥といえます。
持ち運びが大変なマンションの屋上やバルコニーの場合でも作業費が無料なので、もし一人で物置の撤去や処分を行うことが難しい場合は、検討してみてはいかがでしょうか。
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まとめ
使用しなくなった物置は撤去にコストがかかるほか、撤去作業そのものが面倒に感じられるため放置している方も少なくありません。
しかし、老朽化が進んでいくと強風などによって他者に危害を与える危険性が高まるほか、空き巣の間接的な要因になることもあります。
小型の物置であれば自力で撤去できる場合もあるため、今回紹介したポイントを参考にしながら検討してみましょう。
また、専門の業者へ依頼する際には、作業後に想定以上の料金が請求されることのないよう、あらかじめ作業内容を確認してもらい見積もりをとっておくことが重要です。
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